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学長挨拶

赤十字のhumanityと看護の和
学長川口てる子博士
学長河口てる子
博士(保健学)

日本赤十字北海道看護大学は、平成11年に世界自然遺産の知床半島が位置する北海道オホーツク圏の中核都市である北見市に、赤十字の2番目の看護大学として設立されました。

本学は、赤十字の大学としてhumanityを基本理念とし、赤十字看護の長い歴史から得た「実践の知」を具現化すべく、教育環境を整え、大学院を含めた教育を実施してまいりました。現在、赤十字の看護大学は全国に6校ありますが、北は北海道から南は九州の看護大学まで赤十字の理念を掲げ、6校が有機的に協働しております。また全国に92の赤十字病院を有する日本赤十字社と連携しておりますので、それぞれの大学の持つ「叡智」と「強み」は増強し、6看護大学を擁する日本最大の看護教育組織として、その強みを最大限に生かした教育施設・設備、人的環境を提供しております。

東日本大震災では、東北地方の美しい都市や山野をがれきの山に変えてしまいましたが、多くの悲劇の中で、赤十字救護班がいち早く診療・保健活動を開始し、その中には赤十字看護大学の教職員、そして多くの卒業生も参加し、今も保健活動を続けております。

本学の教育理念であるhumanity(人道)とは、人々の命や尊厳を大切にすることですが、それは、すなわち、その人の生きてきた歴史、その人が大切にしていること、その人の信念、その人の生活習慣を私たち看護師も大切にするということです。humanityは、時代や場所を選ばず看護にとって重要な理念です。その理念を大切にした教育を行う本学で、国際的な組織である赤十字の一員として人々の健康と看護の発展のために学ぶことは素晴らしいことです。