日本赤十字北海道看護大学

大学院
博士課程

教員一覧

河口てる子(カワグチテルコ)
  • 職位学長・教授
  • 学位・資格等博士(保健学,東京大学)、看護師、保健師
  • 専門分野(領域)成人看護学(慢性看護学)
連絡先
  • 電話番号0157-66-3311(代表)
  • E-mailメールはここから送信できます。
担当授業科目とその概要
(1)慢性看護学特講Ⅰ(修士課程)

慢性病をもつ人や家族が抱える慢性病特有の複雑で解決困難な問題とその背景、および慢性病をもつ人の行動理解に役立つ諸理論を教授する

(2)科学的研究方法論Ⅲ(尺度開発)(博士課程)

測定したい現象を概念化し、その概念を尺度化する尺度開発のプロセス(概念の明確化、アイテムプール、尺度の信頼性・妥当性検討など)を教授する

(3)科学的研究方法論Ⅵ(理論構築)(博士課程)

看護学と看護実践に有用な理論を構築するため、演繹的アプローチと帰納的アプローチを用いた理論構築方法、および理論の実践場面における活用方法について教授する。

(4)療養生活看護学特論(博士課程)

療養生活を営む人々とその家族への看護実践および患者教育について探求する。

主な研究とその概要
(1)「看護の教育的関わりモデル」開発と精製、検証

効果的な患者教育のため、熟練看護師の実践知を示す理論モデル「看護の教育的関わりモデル」を開発

(2)慢性疾患患者の心理・行動

糖尿病・腎不全・高血圧等の疾患を持つ患者の心理・行動について、その特徴を明らかにする研究

(3)看護における「生活」概念の検討

患者教育における行動変容と患者の生活習慣、価値観、生活信条、こだわりに着目した研究

主な所属学会
  • (1)日本慢性看護学会・理事(2012~2017理事長)
  • (2)日本糖尿病教育・看護学会・監事(2000~2008理事長)
  • (3)日本赤十字看護学会・理事
  • (4)日本看護科学学会・評議員
主な著書・論文
著書

・慢性看護の患者教育-患者の行動変容につながる「看護の教育的関わりモデル」, メディカ出版, 2018
・臨床看護学業書 経過別看護第2版,メヂカルフレンド,2011
・成人看護学 C.慢性疾患患者の看護第3版,廣川書店,2005
・糖尿病患者のQOLと看護, 医学書院, 2001

論文

・熟練看護師による慢性疾患看護の実践知, 日本慢性看護学会誌, 2(2), 66-71, 2008
・患者教育のための「看護実践モデル」開発の試み,看護研究, 36(3):3-12, 2003
・看護調査研究の実際 概念枠組みから調査票、統計、尺度開発まで-,看護研究,29(1)~31(6), 1996~1998連載